読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

毎日更新。今最も読まれてるおすすめ本

レビュー付きで毎日、今売れてる人気書籍をランキング形式でお届けします。電子書籍も取り扱っております。

10月16日の小説・文学の人気書籍!

小説・文学 2016年10月 人気書籍

コンビニ人間

コンビニ人間

コンビニ人間



20代中盤を過ぎ、若い子を見れば若くて可能性のかたまりでとても羨ましいと思うし、年上を見れば結婚や子どもがいて素敵だと思う。でも実はこれは自分の中の一抹の道徳心で「そう思わないといけない」「そう思わないとこの世界から排除される」と制御しているだけで、実を言うと若い子を見れば「眩しくて苛々する、人生で躓いてしまえ」と思うし、年上を見れば「もうババアじゃないか、なんのキャリアもなく家庭の箱のなかで慎ましく生きるんだ」と思ってしまう。そう思うたびになんて自分はクズなんだと思うし、そう思うのは自分の人生にとてつもないコンプレックスや後悔があるからだ、と最終的に考え至る。

危険なビーナス

危険なビーナス

危険なビーナス



東野作品全作読んでますが、比較的落ち着いて読める作品かと思います。読み進めやすいです。逆に言うと、ドキドキハラハラとか超大どんでん返しとか、強烈な読後感の悪さとか、本来の東野作品の特性を期待している方には物足りないかもしれません。

君の膵臓をたべたい

君の膵臓をたべたい

君の膵臓をたべたい



本屋大賞2位ということで手に取ったが、正直前半は退屈だったし、後半で面白くなってきたかと思うと意外な展開になった為、がっかりしてしまった。書き急いでいたのだろうか? なぜそんな展開にしなければならなかったのか? こういうのは小説的にタブーなんじゃないかと思う。せっかくいい話なのに何だか安っぽく感じてしまった。

手のひらの京

手のひらの京

手のひらの京



季節が移りゆく京都の風情を背景に、三姉妹の揺れる心情が描かれている。長女の綾香は結婚、次女の羽依は恋愛、三女の凜は就職、それぞれに達成すべきものは異なる。達成すべきそれらは、過酷な通過儀礼のような性質を持っているのかもしれない。



陸王

陸王

陸王



零細企業となった老舗足袋メーカーとランナーの再起が熱く泥臭く爽快に描かれています。市民ランナーにはシューズ選びやランニングに対する姿勢を見直すきっかけになり、より一層走る楽しさに気づかせてくれると思います。

まことの華姫

まことの華姫

まことの華姫

コーヒーが冷めないうちに

コーヒーが冷めないうちに

コーヒーが冷めないうちに



読んだ後に著者のプロフィールを見るとそう書いてあり、なるほど、と得心した。舞台を見ている様な作品なのだ。場所はとある喫茶店、そこに様々な人間が登場し話しが進む。

蜜蜂と遠雷

蜜蜂と遠雷

蜜蜂と遠雷



厳しいのに、人を惹きつける魅力のあるピアノの世界 ひとつのコンテストで、出場者たちが、それぞれひたすら曲を弾き続け 天上の世界を繰り広げ、作曲家の描いた夢を蘇らせる。 音の表現がとにかく豊かで鮮やかで、出てくるピアニストたちも 魔法使いとしか言えないほど、才能に溢れていて、個性的で 音楽に愛されている。 才能や運命や努力についての美しい物語で、人間の挫折や再生や希望についても書かれていて、出てくる人たちがみんな良い人で、本当にピアノが好きで、読んでいると心が喜ぶ、素敵な文章が音符のように踊る本。

また、同じ夢を見ていた

また、同じ夢を見ていた

また、同じ夢を見ていた



本屋大賞2016年2位「君の膵臓をたべたい」住野よる氏の新作。人よりちょっと頭のいい小学生の女の子の視点で語られる「幸せとは」を求め続ける、ちょっと不思議な物語。人によって違う、幸せとはなんなのかを間接的に読者に問い続けながら、有り得た不幸な未来を幸せ4に修正するチャンスを、個性的な登場人物が教えてくれる。

あのとき、僕らの歌声は。

あのとき、僕らの歌声は。

あのとき、僕らの歌声は。



「インタビュー記事」や「エッセイ」ではなく「小説」という形をとっているのが面白いと感じました。AAAのメンバーが登場人物の物語を読んでいるような感覚です。(※本人インタビューにもとづいた内容なので、作り話、おとぎ話ではありません)写真や挿絵はいっさいなく、活字のみです。

海の見える理髪店

海の見える理髪店

海の見える理髪店



表題作を含む六編からなる短編集です。その一編一編がすべて力作で、どの一編をとってもそれぞれが一冊づつの長編に纏め上げられるしっかりしたテーマを持っています。そうしたもったいない様な作品ばかりで、短編とは言え読み応え十分なものばかりです。

氷の轍

氷の轍

氷の轍



桜木作品は何冊か読んでいるが、こういうサスペンスタッチの作品は初めてで、新境地を開く意欲作と評価したい。例によって主な舞台はうら寂しい釧路の街。さらに今回は内地の八戸や十和田まで広がる。

愚行録 (創元推理文庫)

愚行録 (創元推理文庫)

愚行録 (創元推理文庫)



テレビで事故や事件に関する目撃者証言を視聴していると不快感を覚えることがあります。目撃者が神妙な表皮の下に何処か嬉しそうな表情を見せたり、冷静な声を取り繕いながらも何処か誇らしげな口調になったりするのが嫌なのですが、証言には客観的な事実などなく、分厚い色眼鏡を通してたっぷりに脚色された気持ち悪さばかりが目立つものも少なくないように思います。「人の知らないことを知っている自分を自慢したい。

湖底の城 呉越春秋 7巻

呉越春秋 湖底の城 第七巻

呉越春秋 湖底の城 第七巻

ハリネズミの願い

ハリネズミの願い

ハリネズミの願い



自分の背中のハリにコンプレックスを持つナイーブなハリネズミが自分の家に動物たちに自宅へ訪問するよう招待状を出そうとする。しかし、本当に来て楽しんでくれるのか、また自分自身も本当に来てほしいのか色々想像し煩悶しながら孤独な時間が流れていく・・。一人とは「現象」で孤独とは「心象」であることを経験した人なら誰にでも共感できる内容だと思います。

天才

天才

天才



今太閤と呼ばれ、国民から愛された田中角栄元総理の一生を、石原慎太郎氏が成り代わって著述した一人称形式の自叙伝小説となっている。多くの資料を読み込んで作成するしかなかったのは理解できるが、石原氏が角栄氏との関わりがあまりなかったことが、この小説を物足りなくしている。長いあとがきに、このことが記されている。